キーケースとカードケース、そして諸事情で施工対象に追加になった長財布。

本日、防水施工を実施しました。


【防水スプレーは必要か?】

今回防水施工をしたのは、COCOMEISTER(ココマイスター)の「プルキャラックシリーズ」。このシリーズには「プルアップレザー」と呼ばれる、オイルレザーが使われています。

「プルキャラックシリーズ」を見てみる

オイルレザー・ヌメ革などは水に濡らすとシミになるので、防水施工をするのはもはや常識です。うっかり濡らしてしまうと、エラい目に遭いますので…幸い、僕は経験ありませんが。

防水レザー(土屋鞄の「プロータ」シリーズなど)以外の革モノは水に弱く、表面に「ブルーム」と呼ばれるロウ成分が浮き出ているブライドルレザーも例外ではありません。
特に、馬の革であるコードバンは、水分にめっぽう弱いです(多湿も厳禁!)

ココマイスターでは、取り扱っている製品には使用前に「コロニル社」の防水スプレーを塗布する事を推奨しています。

「革モノ用メンテ用品」を見てみる

【防水施工時の注意】

塗装と一緒で、

(1)屋外で実施
(2)強い風は大敵
(3)雨天は不可

です。どれも当たり前なのですが、その中で特に(1)は見落とされがちです。フッ素系の防水剤ですので、ミストを吸い込むと身体に害があるのでご注意を。

施工のコツは、「説明内容を守る事」なんですが…意外とこれが、できないんですよね。自分を含めて(^^ゞ
過去に一度失敗してます。

大体、30cm程度離したところから吹き付けて、しっとり濡れる位がベストです。とはいっても、ビックリする位に濡れますが。
至近距離から吹いたりすると、大抵ビショビショに垂れる位濡れます(笑)
ある程度なら問題ないですが、雫がたまる状態が続くと、染み込み切れなかったウォーターストップが、乾燥後に表面で固まってしまいますのでご注意を。

【焦りは禁物!平常心で】

今回は施工「そのもの」は問題ありませんでしたが…意外とタダでは終わらない事が多いもので、今回もやっぱりありました。

最終途中、移動させる必要があったのですが、その際に、乾燥のために立てたままにしてたんですね…それをすっかり忘れてて、倒れた拍子にキーケースを地面に自由落下させました!哀れ、キーケースはホコリまみれに…(T_T)

キーケースは乾拭きして汚れを落とし(作業終了後でまだ良かった…)、念の為追加でスプレーをひと吹きしておきました。

【まとめ】

今回はリカバリーできたから良かったですが、ホントに油断大敵です。特に不注意に注意しないといけません…。
「常に、″想定内″を意識しましょう」

焦りは禁物ですよ!では!