″総合番長″ 貴海 詠です。

前回は、アイウェアのデザインについてお話をしましたが…貴方はアイウェアのデザイン、こだわってますか?

今回は「デザイン最重視でありながら、機能も申しぶんの無いフレーム」を世に送り出している、「とある」アイウェアブランドのお話です。

■オシャレなフレーム、どこですか?

地元のアイウェア専門店では、普通のメガネ屋さんらしく(?)、メンズフレームについては「質実剛健」といった感じのデザインばかりです。
なかなか「コレはキテルね~!」というカラーやデザインのものは、ブランドフレームでもほぼ皆無。

そこで、他にオシャレなメンズフレームがないか、いろいろと調べてみました。

■気になったブランド

いざ調べてみると…ホントに色んなブランドの、色んな形の、色んなカラーのオシャレなフレームがありますね。
ただ、オシャレなフレームは、やはりレディースフレームが多いです。

そんな中、個人的に「コレ、いいね~」と思ったブランドは、「サムライ翔」。
哀川翔さんプロデュースのフレームで、デザインは「仁(リラックスライン)」「智(ビジネスライン)」「勇(サングラスライン)」の3つのコンセプトで構成されています。

(写真は「仁 STYLE No.8(DMC:ブランドサイトより)」)

そうやって幾つか検索してきた中で…「あるブランド」のフレームを見た瞬間、頭をゴールデンハンマーで殴られた様な、凄い衝撃が走りました(笑)

それが…今回紹介する「とある」アイウェアブランド、「less than human」のフレームです。




■アイウェアブランド「less than human」とは?

アイウェアブランド「less than human」とは、「既存のアイウェアの常識を変える」事を目的とし、「馬鹿でエロティックでアナーキーな装飾品」というコンセプトを掲げ、2002年に誕生したブランドです。

…そもそも「less than human(人間以下)」と言うブランド名からして、相当ぶっ飛んでいます(笑)

ブランドの特徴としては、特に以下の3つが挙げられると思います。
 ・複数の一流アイウェアデザイナーが設計している
 ・製品のデザインコンセプトが秀逸
 ・″超″攻撃的なカラーやデザイン(笑)

では、一つずつ紹介していきます。

【複数の一流アイウェアデザイナーが設計している】

今井康裕さん(ディレクター)と言う方を筆頭に、甲賀潤さん・西尾渉さんと言った、アイウェア界の一流デザイナーによる「デザイナーとして、創りたいモノを造る」そして「国産である事にこだわる(でも、一部のフレームはフランス製)」事が、コダワリとしてある様です。

(写真は「(po6po10・Amazonより)」と言うシリーズ)

【製品のデザインコンセプトが秀逸】

「less than human」では、まずメッセージ性の高いデザインコンセプトが決められ、次にそれに沿ったフレームをデザインし、世に送り出されてきます。過去には「一挙両得」「一石二鳥」「乱」と言ったシリーズがありました。
ちなみに「乱」シリーズは、僕も持っています。

これは、「672-2n4n(672年の、仁申の乱から)」というフレームになりますね。

他にも、ソムリエナイフで有名な、フランスの「LAGUIOLE(ラギオール)」とコラボしたフレームなどもあります。

(写真は「BRANDA」と言うシリーズ)

【″超″攻撃的なカラーやデザイン】

これこそ、「less than human」の真骨頂です(笑)


(写真はAmazonより)
この″超″攻撃的なカラーとデザインこそが、まさに「馬鹿でエロティックでアナーキーな装飾品」であり、纏う者の個性を際立たせます。

(写真は「Censor」と言うシリーズ)

■「less than human」そのフレームの実際の使い勝手

とてもデザイン性の高い「less than human」のフレーム。
実際に以下のフレームを持っていますが、一部はまだレンズを交換していません。

【所有フレーム】
<レンズ交換済>
 ●re-100010
 ●BRANDA
<レンズ未交換>
 ●Censor
 ●乱(672-2n4n)

その為、レンズを交換してあるモノについて、その使い勝手を紹介したいと思います。

○re-100010:テンプル(つる)まで伸びたモダン(耳がかかる部分)が、猛禽類の羽根の様なデザイン。また「ヨロイ」と呼ばれる、レンズの上側フレームが二重になっており、独特です。
角張った姿が、実に男らしいデザイン。


【re-100010】

○BRANDA:数少ない、フランス製のフレームです。その姿は、メンズフレームでありながら、全体的に繊細で女性的な面も持ち合わせていますね。
ですので、女性が纏っても違和感は全くありません(笑)
また、極めて軽量なので、長時間纏っていても、疲れにくいです。


【BRANDA】

この様に、デザイン重視だからと言って、機能性が損なわれていると言う事はありません。

…ですが、デメリットが無い訳ではないんですよね。
使用している中で、気付いた点が以下になります。

○re-100010:モダンがテンプルを覆っている為、意外とこれが、こめかみに当たります。そして、テンプルの調整幅が狭い。もう少し、広げられれば…。
○BRANDA:軽量過ぎて、纏っている事を忘れそうになります。そして繊細過ぎる為に、壊しそう…なので、特に顔の周りの障害物に対して、普通のアイウェア以上に気を使います(笑)

■一度は”実物”に触れてみて欲しい逸品

ここまで「less than human」のアイウェアを紹介させて頂きましたが…写真だけでも、その「ぶっ飛び具合」がお判りかと思います(笑)
やはり一度は、実物に触れてみて欲しい逸品です。

これだけデザインがぶっ飛んでいても、アイウェアとしての機能は充分ですし(笑)、「一流アイウェアデザイナーの仕事とは、こういうものなんだぜ?」という事が理解できると思います。

「less than human」のフレーム、貴方も是非!手に取ってみてくださいね。では!