″総合番長″ 貴海 詠です。
突然ですが…貴方は、車検はどこでやりますか?
ちなみに僕は、ディーラー(購入店)でやります。
もちろん、ちゃんと「理由」があります。
そこで、「なぜ、ディーラーの車検がいいのか?」解説したいと思います。
目次
車検とは?
恐らく説明するまでもないと思いますが…車検とは、
「自動車検査登録制度(じどうしゃけんさとうろくせいど)とは、日本でミニカー・小型特殊自動車を除く自動車や排気量250cc超の自動二輪車に対して保安基準に適合しているかを確認するため一定期間ごとに国土交通省が検査を行い、また自動車の所有権を公証するために登録する制度をいう。一般には車検(しゃけん)と呼ばれる。」
要は「道路運送車両法」における「保安基準」を満たしているかどうかの検査を、国(運輸支局…「陸運局」と呼ぶ方もいます)や検査代行機関(ディーラーなど、「民間車検場」とも呼ばれる整備工場)でおこなって、検査に合格しないとその車は「公道では」乗ってはいけません!という制度です。
保安基準を満たしていない車は、「違法改造」になります。
ちなみに車検の期間は、事業用(貨物やタクシー、レンタカーなど)は1年、自家用は2年ごと(自家用の新車なら初回のみ3年)になります。
20年ほど前に車検実施方法が変わり、「ユーザー車検」と言われる、ユーザーの希望でいろいろなやり方ができるようになりました。
ですが、難易度が上がる分、正しく実施しないとあとで痛い目を見るのも事実。
その為、知識を深める為に「車に詳しい人と一緒に」やってみる、もしくは既に充分な経験を持っているならアリですが、「車検費用」を安く済ませる為だけでやろう…と思うと、返って高くつく事になります。
<参考:車検の実施方法>
(1)ディーラーや町の整備工場(民間車検場)で整備・車検
(2)町の整備工場で整備・車検専門店で車検
(3)自分で整備・車検専門店で車検
(4)自分で整備・自分で検査場に出向いて車検
※俗に言う「ユーザー車検」がこの(4)です。
では、なぜ僕がディーラーでの車検を薦めるのか。
理由は3つあります。
(1)自社の製品(車)の為、的確な整備を行える
やはり専用の診断機を使ったシステム点検や専用工具、車種によっての整備ノウハウがあります。ただ、稀に全然ダメなところもあるので、その際は改善を要望するか、思い切って別の店舗に行きましょう。
(2)行った整備に対しての保証がしっかりしている
整備(修理)内容について不具合があった場合、″所定の期限内で、同一箇所″になりますが無償で再修理を受けてくれます。例えば…「右のヘッドライトバルブが切れていて、交換したけど短期間でまた切れた…」などです。
車検に限らず、何か修理をした際には心強いです。
(3)接客対応や設備がしっかりしている
乗用車系であれば、大抵感じのいい方(女性)がまず対応してくれますし、サービスフロントもしっかりしている方がほとんどです。
あとは、キッズスペースがある店舗が多いので、小さいお子様連れでも気兼ねなく入店できます。
いい事が多いようなディーラー車検ですが…デメリットが全く無いわけでもありません。
(1)整備費用が高めである
これは「信用(一定の保証)」を提供する関係もあります。
ですが、いざという時の保険料だと思えば…オイルなんかは持ち込みにしても、大体は嫌な顔しないはずです。
(2)疑わしい車両に厳しい
「疑わしい」といっても、犯罪の匂いがする車ではなく
「不正改造していないか?」
という事。「指定工場」という、民間車検場の機能も持っているディーラーだと特に厳しいです。
灯火(ライト)類・車高・タイヤのはみ出しは、間違いなくしっかり見られますよ。
よくある事ですが…
車検はあくまで「検査」、合格したからといって全く問題が起きないという訳ではありません。
車検後に愛車の調子が悪くなる事もあります(例えば、車検の翌日にヘッドライトのバルブが切れたとか…)。
消耗品であれば、何時ダメになるかは運任せ。素直に交換しましょう。
まとめ
昔は「過剰整備」「高い」というイメージでしたが…今は整備内容もメニューから選べますし、いろいろなメリットを考えるとディーラー車検にしない手はありませんよ。